太古の北太平洋を支配した束柱目デスモスチルス時代と絶滅の謎
彼らは脚をどう使って移動していたのか。このテーマは長年、日本古生物学会でも熱い議論の的となってきた。岐阜県の瑞浪市化石博物館は、世界屈指の束柱目コレクションを誇り、国内外の研究者が議論を交わす拠点だ。前脚と後脚の関節角度、さらには背骨の柔軟性をめぐる復元モデルは時代とともに二転三転してきた。ワニのように這っていたという古典的イメージから、アシカのようにヒレをあおいで泳いでいたという水棲進化説へのシフト。化石骨の三次元デジタル解析が、長年の論争に明確な解答をもたらしつつある。
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