真夏の歓喜と深紅の旗!沖縄勢が甲子園優勝で引き寄せた奇跡の物語
春の制覇から11年後、沖縄野球の頂点とも言える伝説が打ち立てられた。2010年、興南高等学校が見せた圧倒的な強さである。同校は春の選抜大会を制すると、勢いそのままに夏の全国高等学校野球選手権大会も制覇。史上6校目となる「春夏連覇」の偉業を達成した。
チームを率いたのは我喜屋優監督だ。我喜屋監督は「日常の生活習慣こそが野球の土台になる」という哲学を掲げ、掃除や早寝早起き、言葉遣いに至るまで徹底した自己管理を球児に指導した。そしてマウンドで異彩を放ったのが、「琉球トルネード」と称された左腕・島袋洋奨投手だ。体を大きく捻る独特のフォームから繰り出される伸びのある直球とキレ味鋭い変化球は、全国の名だたる強打者たちを次々とキリキリ舞いにさせた。白球を追う情熱と整えられた精神力が融合した興南の野球は、全国の高校野球ファンを魅了した。
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