広島公立高校倍率2024確定!人気校急騰と定員割れの真相を解剖

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新制度の核として導入された「自己表現(持ち時間3分のプレゼン+質疑応答)」は、導入2年目となった2024年度入試でどのような選抜機能を発揮したのか。広島市内の大手進学塾関係者や受験生本人への取材からは、事前の予想とは異なるリアルな実態が見えてきます。

大手塾の進路指導担当者は次のように証言します。
「初年度は塾業界も家庭も『自己表現で逆転できるのではないか』と過剰に期待、あるいは警戒しました。しかし2年目である2024年の結果を精査すると、自己表現配点影響は『逆転の武器』というより『致命傷を避ける防波堤』として機能していました。最高評価と最低評価の間で極端な点差をつける学校は少なく、多くの中間層は無難な点数帯に収斂しました。結果として、自己表現で大失敗しない限り、合否を決めたのはやはり当日の学力検査と調査書の配分比率だったのです」

また、実際に受験した生徒の振り返り手記や保護者のコミュニティ検証からは、別の側面も浮き彫りになっています。ある合格者の保護者は「人前で話すことが得意な娘は自信を持って臨めましたが、直前まで原稿を丸暗記することに時間を奪われ、数学の過去問演習が手薄になるという本末転倒なプレッシャーを抱えていました」と語ります。試験制度の変更が受験生のメンタルと学習時間の配分に与えた負荷は、数値以上に大きなものだったと言えます。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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