スーパーのマグロが見違える!プロ直伝のサク切り方と下処理極意
サクを切る前の下処理を徹底するかどうかで、仕上がりの味は8割決まると言っても過言ではない。特にスーパーで流通している冷凍マグロや解凍マグロは、表面に酸化した脂や余分な水分が滞留しているため、適切な処理が欠かせない。
カチカチに凍った冷凍マグロのサクを解凍する場合、最も推奨されるのが「温塩水解凍」だ。約40℃のぬるま湯に対し、海水と同程度の濃度である3%の塩(水1リットルに対して塩大さじ2杯強・約30g)を溶かし、そこに冷凍サクを1〜2分程度浸す。表面の切り粉や酸化被膜を洗い流し、身に適度な塩分を含ませることで、解凍時の旨味成分の流出を最小限に食い止める効果がある。
温塩水から引き上げた後は、以下の手順でドリップ処理を徹底する。
- 表面の水分を拭き取る:清潔なキッチンペーパーで、サクの表面に残った水分と汚れを優しく押さえるように拭き取る。
- ペーパーで包んで冷蔵庫で休ませる:乾いた新しいキッチンペーパーでサクを包み、ラップをふんわりかけて冷蔵庫のチルド室で30分から1時間ほど寝かせる。
- 内部の温度を均一化させる:中心部までゆっくりと自然解凍させながら、余分なドリップをペーパーに吸収させることで、身が適度に締まり、包丁の刃が吸い付くように滑らかに入る状態を作り出す。
解凍済みとして販売されているサクであっても、パックから取り出してそのまま切るのではなく、ペーパーで表面のドリップを丁寧に拭き取ってから包丁を入れるだけで、生臭さが驚くほど消え去る。
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