東京十社・王子神社の真実|髪の神様とご利益、地名の由来を徹底解説

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北区の拠点都市として賑わう王子エリアですが、その地名の起源をたどると平安末期から鎌倉・室町時代へと行き着きます。平安時代末期、源義家が奥州征討の折にこの地で戦勝祈願を行い、甲冑を納めた故事が社伝に残されています。

決定的な転機となったのは、元亨2年(1322年)のことです。この地を治めていた領主・豊島氏が、紀州熊野三山より「若一王子(にゃくいちおうじ)」を勧請し、改めて神社として手厚く祀りました。この若一王子にちなんで周囲の村が「王子村」と呼ばれるようになり、現在の北区「王子」という地名が定着しました。

江戸時代に入ると、徳川家康公が社領200石を寄進して朱印地と定めたほか、三代将軍・徳川家光公の乳母である春日局が家光公の病気平癒と武運長久を祈願し、霊験を得たことから徳川将軍家とも極めて深い絆で結ばれました。歴代将軍の参詣や社殿の造営が相次ぎ、江戸北郊を代表する大社として崇敬を集めてきたのです。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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