犬の混合ワクチンは何種を選ぶ?5種と8種の違いや費用を徹底解説
日本国内の動物病院で一般的に取り扱われている混合ワクチンは、主に5種、6種、8種、10種が主流であり、特定の病態やアレルギー歴に配慮した2種や3種、あるいは7種を採用する病院も存在します。まず押さえておくべき大前提は、世界小動物獣医師会(WSAVA)が提唱する「コアワクチン」と「ノンコアワクチン」の分類概念です。
コアワクチンとは、感染力が極めて強く致死率の高い感染症から守るため、生活環境や犬種を問わず「すべての犬が接種すべき」とされるワクチンです。代表的なものとして、犬ジステンパーウイルス、犬パルボウイルス感染症、犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型・2型)の3大感染症が含まれます。これに対し、ノンコアワクチンは犬パラインフルエンザウイルス、犬コロナウイルス、そして細菌感染症である犬の混合ワクチンで最も議論を呼ぶレプトスピラ症など、地域的な流行状況や接触機会に応じて追加を検討する疾患群を指します。
何種を選ぶべきかという疑問に対する答えは、「住んでいる地域」と「愛犬の活動範囲」によって論理的に導き出せます。国内で流通する主要な混合ワクチンのスペックと費用感を整理した以下の比較データをご覧ください。
病院ごとに採用している製薬会社(ゾエティス、ベーリンガーインゲルハイム、京都微研など)によってラインナップが異なりますが、基本構造は上記の通りです。犬の混合ワクチンの費用相場としては、種数が増えるごとに1,000円〜2,000円程度上昇し、別途初診料や再診料(1,000円〜2,000円前後)が加算される設計が一般的です。
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