ボウイ10年沈黙の真相|Where Are We Now感動の記憶
本作のミュージックビデオを手掛けたのは、現代美術家のトニー・オーズラー(Tony Oursler)です。薄暗いアーティストのアトリエのような空間に置かれた、2つの頭部を持つ布製の人形。その一方にデヴィッド・ボウイ本人の顔がプロジェクションマッピングで投影され、もう一方にはオーズラーの妻である画家のジャクリーン・ハンフリーズの顔が投影されています。
人形の背後には、1970年代当時の冷戦下ベルリンの白黒映像や、街並み、検問所の光景が映写されます。ボウイが着用しているTシャツの胸元には「m/s Song of Norway」という文字がプリントされており、これは彼の元恋人ヘルミオーネ・ファーシンゲイルが出演した1970年の映画に関連する私的なノスタルジーの記号と目されています。
現在でもベルリンには、世界中からボウイファンが訪れる聖地巡礼スポットが数多く残されています。
- ハウプト通り155番地(Hauptstraße 155, Schöneberg):ボウイがイギー・ポップと共同生活を送っていたアパート。現在も外壁にはボウイを称える公式の記念プレート(Gedenktafel)が設置されています。
- ハンザ・スタジオ(Hansa Tonstudio):壁のすぐそばに位置し、『Low』や『"Heroes"』が録音された「伝説のホール(Meistersaal)」。
- ボーゼブリュッケ(Bösebrücke):歴史的な検問所跡。壁の断片や歴史解説板が並び、ボウイが歩いた境界線の空気を肌で感じることができます。
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