伯備線・美袋駅が人を惹きつける理由|大正木造駅舎と歴史の真実

伯備線・美袋駅が人を惹きつける理由|大正木造駅舎と歴史の真実の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

美袋駅に降り立つと、まるで時が止まったかのような静寂と木の温もりに包まれます。現存する駅舎は開業当時の大正14年に建てられたもので、2007年(平成19年)に駅舎およびプラットホームが文化庁の国の登録有形文化財に登録されました。

木造平屋建て、寄棟造の桟瓦葺きというクラシカルな構造を持ち、軒を支える腕木や出札口(切符売り場)の木製カウンター跡、待合室の腰壁など、鉄道省標準設計の端正な美しさが随所に残されています。多くの木造駅舎が合理化や耐震化を理由に簡易的なアルミ製カプセル駅舎へと建て替えられるなか、総社市とJR西日本、そして地元ボランティアの手によって丁寧に修繕・保存されてきました。

駅舎だけでなく、対向式ホームに佇む木造の上屋(待合所)も同じく文化財に指定されており、駅空間全体がひとつの歴史的モニュメントとして機能しています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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