胃痙攣の治し方完全ガイド!激痛を今すぐ和らげる姿勢と対処法の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
みぞおち周辺に激痛が走った際、それが一時的な機能障害なのか、緊急手術を要する器質的疾患なのかを初期段階で見分けることは生死を分ける分岐点となります。急性胃炎と胃痙攣の違いをはじめ、紛れ込みやすい疾患の鑑別データを整理しました。
疾患・病態名痛みの特徴・随伴症状発症パターン・持続時間緊急度と推奨アクション胃痙攣(機能性)雑巾で絞られるような波のある痛み。吐血なし。冷や汗を伴うことがある。突然発症。数分〜数十分の激痛と寛解を繰り返す。数時間以内に減弱。中等度。抗コリン薬の服用と保温。2時間以上続くなら内科へ。急性胃炎・胃潰瘍キリキリと刺すような持続痛、焼けるような灼熱感。吐き気、黒色便の可能性。食後または空腹時に悪化。数時間〜数日間にわたって持続。要受診。胃酸分泌抑制薬(H2ブロッカー等)を検討し消化器内科へ。胃アニサキス症周期的な激しい差し込み痛、悪心・嘔吐。アレルギー反応による激痛。生の魚介類(サバ、イカ等)を食べてから数時間〜十数時間後に発症。高。内視鏡による虫体摘出が根治治療。速やかに消化器内科を受診。胆石発作・胆嚢炎みぞおちから右季肋部、右肩・背中へと抜ける放散痛。発熱や黄疸。脂っこい食事の数時間後に突発。激痛が持続し数時間引かない。極めて高。超音波検査必須。重症化すると敗血症の恐れがあり救急受診。消化管穿孔(胃・十二指腸)バットで殴られたような突然の激痛。お腹全体が板のように硬化(筋性防御)。瞬間的に最大強度の激痛が始まり、一切の軽快がない。緊急(致死的)。腹膜炎を併発。直ちに119番通報で救急車要請。
胃痙攣の症状チェックを行う上で最大のポイントは、「波があるか」「右肩や背中に痛みが抜けていないか」という点です。胃の筋肉の攣縮であれば、ギュッと痛む時間と少し和らぐ時間が交互に訪れます。一方、休む間もなく突き刺すような痛みが一本調子で続く場合や、右肩や背部へ放散する痛みがある場合は、胆石症や急性膵炎など胃以外の臓器疾患を強く疑う必要があります。