サザエさんの髪型に隠された昭和の流行史と知られざるセット法

サザエさんの髪型に隠された昭和の流行史と知られざるセット法の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

あのお団子のような波打つウェーブは、一体どこから生まれたのか。作者である長谷川町子が新聞連載の4コマ漫画として本作を生み出した終戦直後、街には新しい時代の風が吹き荒れていた。当時、最先端のおしゃれとして大流行していたのが「パーマネント・ウェーブ」と、髪を頭頂部やサイドに巻き上げて留める「ヴィクトリーロール」や「ポンパドール」といった洋風アレンジだ。

資生堂の美容室をはじめとするモダンなサロンに通う女性たちがこぞって髪に熱をあて、立体的なボリューム感を楽しんでいた時代。主人公であるフグ田サザエは、戦後の混乱期において決して古臭い因習に縛られない「流行に敏感な新しい女性」として描かれていた。つまりあの頭髪はギャグの産物ではなく、当時のハイカラなヤングミセスの最前線スタイルを忠実にスケッチしたものだったのである。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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