髪をすくとは?切る違いやすきすぎ失敗を防ぐプロ直伝のオーダー術

髪をすくとは?切る違いやすきすぎ失敗を防ぐプロ直伝のオーダー術に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

ネット上のQ&AサイトやSNS上では、「毛量が多くて広がってしまうため、美容室で思いきりすいてもらったら、余計に頭が巨大化した」という悲痛な相談が年中寄せられています。実はこれこそが、毛髪力学を無視した施術で起きる典型的な失敗例です。

なぜくせ毛ですくと広がる理由となってしまうのか。その物理的メカニズムは「短い毛の反発力(スプリング現象)」にあります。

毛髪はある程度の長さと重さ(自重)があることで、下に向かって落ち着く性質を持っています。しかし、くせ毛のうねりがある部分の根本や中間付近にすきバサミを入れると、重さを失った短い毛がチリチリとしたバネのように立ち上がり、外側にある長い毛を内側から力任せに押し上げてしまいます。その結果、全体の体積(ボリューム)がカット前よりも増幅してしまうのです。

都内大手ヘアサロンのトップスタイリストへの取材でも、現場のリアルな証言が得られました。

「お客様が『重いからすいてほしい』とおっしゃる時、その重さの正体は毛量(本数)ではなく、くせによる広がりや乾燥による膨張であることが大半です。原因が毛量ではないのにハサミを入れて本数だけを減らせば、毛先だけがスカスカになり、根本が膨らんだ『三角形のシルエット』ができあがってしまいます」

髪の広がりを抑えたい場合に必要なのは、毛量を間引くことではなく、適切な重さを残したベースカットや、縮毛矯正・酸熱トリートメントなどの質感改善施術であるケースが少なくありません。自分の髪質の原因を見誤ったオーダーは、取り返しのつかないスタイリングの破綻を招きます。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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