ビックロ閉店の真相と現在|ユニクロとビックカメラ共創の行方
2022年5月の閉店発表時、SNS上では「両社の経営方針をめぐる対立」「売上不振による撤退」といった憶測が飛び交いました。しかし、商業不動産および決算発表資料の客観的データが示す事実は全く異なります。
最大の決定打は、ビルオーナーである三越伊勢丹ホールディングスとの間で結ばれていた10年間の定期建物賃貸借契約の満了でした。契約更新のタイミングが、世界的な行動制限によって新宿東口エリアのインバウンド需要が激減していた2021〜2022年と重なったことが背景にあります。
ファーストリテイリング側は当時、都市型巨艦店から地域密着型店舗へのシフトを進めており、ビックカメラ側もフロア効率の再編を模索していました。契約延長に伴う多額の更新料や賃料条件を総合的に勘案した結果、双方が合意の上で「10年の節目」をもってプロジェクトを完了させたのが実情です。したがって、不仲や敵対的提携解消というネット上の風説は完全な誤解であり、戦略的な契約満了による発展的クローズでした。
タグ:
https://dev-cerebrum.nuworks.ph/WoTG5zN/1929347/