鈴虫の鳴き声に隠された意味とは?羽の構造や鳴かない原因をプロが解明
野生の鈴虫が鳴き始める時期は、地域差があるものの8月中旬から10月下旬頃までが一般的です。梅雨明け後の7月下旬に羽化を始める個体もいますが、繁殖活動が本格化し野外で合唱がピークを迎えるのは夜間の気温が下がり始める8月下旬から9月下旬にかけてとなります。10月末を過ぎて最低気温が15℃を下回るようになると活動は急激に鈍化し、成虫はその短い生涯を終えます。
古来、日本には「虫聴き」の文化があり、鈴虫以外にも多彩な直翅目(バッタ目)の昆虫たちが夜の帳を彩ってきました。しかし、現代では都市化に伴い、どの虫がどのような音で鳴いているのか判別できないケースが増加しています。主要な「秋の鳴く虫」の特徴と聞き分け方を以下の比較表にまとめました。
童謡『虫のこえ』では「あれ松虫が鳴いている ちんちろ ちんちろ ちんちろりん」「あれ鈴虫も鳴き出した りんりん りんりん りーんりん」と歌い分けられていますが、現代の野外では松虫よりも鈴虫の方が警戒心が強く、都市近郊の緑地ではエンマコオロギの声を鈴虫と誤認しているケースが多々見受けられます。
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