マムシに噛まれた犬の顔が腫れる真相と致死率|救命の鉄則と治療費相場
散歩中に愛犬がマムシに噛まれた瞬間、飼い主のパニックによる「間違った民間療法」が愛犬の命を縮める事例が後を絶ちません。映画や昔のサバイバル知識にありがちな処置の多くは、現代獣医学においては厳禁とされています。
絶対にやってはいけない代表例が、「傷口をナイフなどで切開して血を絞り出す」「飼い主が口で毒を吸い出す」「患部の上部を紐やタオルで強く縛り上げる(止血帯法)」「氷嚢などでキンキンに冷やす」という4点です。口で吸い出してもマムシ毒は粘膜から吸収される危険があり、切開は二次感染と止血不能を招きます。また、血流を強く縛って遮断したり急激に冷却したりすると、局所の低酸素状態が進行し、マムシ毒による組織壊死の危険性を劇的に跳ね上げて患部が腐り落ちる原因になります。
愛犬の生命を救うための犬のマムシ咬傷の応急処置は、極めてシンプルかつ徹底的な「安静」です。
- 即座に運動を停止させる:犬を歩かせると心拍数が上がり、毒素が血流に乗って全身に回る速度が加速します。中型犬以下なら抱っこし、大型犬なら車を現場近くまで寄せるなどして、一切歩かせないようにします。
- 受傷部位を軽く流水で洗う:皮膚表面に残ったマムシの唾液をぬるま湯や水で優しく流す程度にとどめ、ゴシゴシ擦ったり絞り出したりしないこと。
- 首輪やハーネスを即座に外す:首周りや顔面を噛まれた場合、数十分で首全体が数倍に腫れ上がり、首輪によって気道が圧迫されて窒息死する危険があります。直ちに緩めるか取り外してください。
そして受傷が日没後や休日の場合、夜間救急動物病院の受診手順と搬送の注意点を迅速に踏む必要があります。何よりも重要なのは、飛び込みで駆け込むのではなく「移動中の車内から事前に電話を入れること」です。「マムシ咬傷の疑いがあること」「犬種・体重」「噛まれた推定時刻と部位」「現在の意識状態」「到着予定時刻」を正確に伝えます。これにより、動物病院側は即座に静脈ルート確保用の血管カテーテル、昇圧剤、大量の輸液パック、酸素室をスタンバイさせ、到着と同時に救命処置に入ることができます。車内では犬の頭部を少し高く保ち、嘔吐した際に気道を塞がないよう横向きに寝かせることが搬送時の鉄則です。
タグ:
https://quote.absltd.co.uk/Japan-Ocean-News/3508293/