エンタシスとは?法隆寺とギリシャ神殿を繋ぐ建築美の真相を解明

エンタシスとは?法隆寺とギリシャ神殿を繋ぐ建築美の真相を解明とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

エンタシス(英語:entasis)とは、建築物の円柱の中央付近、あるいは高さの下から3分の1程度の位置にわずかな膨らみ(胴張り)を持たせる技法を指します。語源はギリシャ語で「張り詰める」「緊張させる」を意味する「エンテイネイン(entenein)」に由来しており、ピンと張り詰めた力強さを建築物にもたらす意図が込められています。

直線の円柱を等間隔で垂直に並べると、人間の目には中央部がくびれて細く見えてしまったり、上部が外側に開いて見えたりする錯覚(錯視)が生じます。エンタシスは、あらかじめ中央部にふくらみを設けることで、遠くから見上げた際に柱がまっすぐ、どっしりと安定して見えるように補正する高度な視覚効果を持っています。

日本の伝統建築においては、この膨らみを古くから「胴張り(どうばり)」や「徳利柱(とっくりばしら)」と呼んできました。東西の建築文化において、単なる直線の部材以上に有機的で生命感あふれる印象を与えるための重要な造形手法として受け継がれてきた歴史があります。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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