誘導モータと同期モータの決定的な違いは?Ev採用の真相と選び方を徹底解説

誘導モータと同期モータの決定的な違いは?Ev採用の真相と選び方を徹底解説についての真相をお届けします。

産業機械の仕様策定やモビリティの駆動系設計において、両者の性能差を定量的に把握することは不可欠です。主要項目をまとめた比較データは以下の通りです。

比較項目誘導モータ(IM)永久磁石同期モータ(PMSM)現場目線での評価・注意点エネルギー変換効率88% 〜 94%(IE3〜IE4クラス)95% 〜 97%(IE5超クラス)同期機はロータの二次銅損がゼロのため、部分負荷領域でも高効率を維持しやすい。回転速度制御とすべり負荷変動ですべりが発生(速度変動あり)完全同期(周波数に完全比例)精密な速度同期や位置決め制御が要求される用途ではPMSMが圧倒的優位。パワー密度・体積比標準的(やや大型・重量大)極めて高い(小型・軽量)車両搭載スペースやロボット関節など、重量制限が厳しい環境ではPMSMが必須。初期導入コスト安価(商用電源直入れ可能)高価(高性能磁石+専用インバータ必須)誘導機は電源直結で即駆動できるが、同期機はインバータなしでは起動すらできない。耐環境性・保守頻度極めて頑強(高温・粉塵・振動に強い)高温時の減磁リスク、磁粉吸着に配慮必要過酷な環境やメンテナンスフリーが求められるプラント補機では誘導機が重宝される。

インバータ駆動と制御方法の違い:求められるアルゴリズムの複雑さ

誘導モータは商用三相電源(50Hz/60Hz)を直接接続するだけで回転力を得られます。可変速運転を行う場合でも、シンプルな「V/f一定制御」インバータを用いれば容易に速度コントロールが可能です。

一方の同期モータは、ロータの磁極位置に完全に同期した交流を供給しなければ脱調(同期外れによる停止)を起こすため、高精度なインバータ制御が絶対条件となります。ロータ位置を検出するレゾルバやエンコーダを用いた「ベクトル制御」、さらにはセンサを廃した「センサレスベクトル制御」など、演算プロセッサへの要求スペックと制御ソフトウェアの難易度は同期モータのほうが格段に高くなります。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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