電池の種類と選び方決定版!混ぜると危険な理由と安全廃棄の真相
市販されている電池を体系的に理解するうえで、避けて通れないのが「一次電池」と「二次電池」という根本的な区分です。高校化学の基礎理論に立ち返ると、電池とは物質が持つ化学エネルギーを酸化還元反応によって直接電気エネルギーへ変換する装置を指します。この化学変化が一方通行で元に戻せない使いきりタイプを一次電池、外部から逆向きの電気を流すことで化学反応を逆回転させ、繰り返し充放電できるタイプを二次電池と呼びます。
一般家庭で消費される一次電池の代表格はアルカリ乾電池やマンガン乾電池ですが、これらは公称電圧が1本あたり約1.5Vに設定されています。一方で、薄型機器に用いられる酸化銀電池(約1.55V)や空気亜鉛電池(約1.4V)、カメラやスマートキーに多用される二酸化マンガンリチウム電池(3.0V)など、用いられる活物質によって発生する電圧とエネルギー密度は大きく異なります。
対する二次電池には、自動車のバッテリーとして100年以上の歴史を誇る鉛蓄電池、コードレス電話機や電動工具を支えてきたニッケル水素電池(公称電圧1.2V)、そしてスマートフォンや電気自動車の普及を牽引したリチウムイオン電池(公称電圧3.6V〜3.7V)が存在します。二次電池は極めて経済的で環境負荷を低減できる反面、内部に高密度のエネルギーを蓄える構造上、一次電池とは比較にならないほど厳格な充放電管理と保護回路が求められます。
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