なぜ「口の悪い女」に惹かれる?毒舌ヒロインの心理と最新エンタメ
毒舌ヒロインの系譜を語る上で欠かせないのが、鬼才クエンティン・タランティーノが映画界に生み出した地殻変動だ。彼が描く暴力とマシンガンのような過激な対話は、従来「男性映画の特権」とされてきた過激なセリフ回しを女性キャラクターへと解き放った。この遺伝子は現在の映画・テレビ番組制作産業全体へ深く浸透している。
かつてはヒロインのセリフ一つひとつに「好感度」という厳しい縛りを設けていたメジャースタジオも、今や方向性を大きく転換した。ワーナー・ブラザース・エンターテイメントやソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントといったメガスタジオが製作する最新作でも、不完全で口の汚いリアルな女性像が前面に押し出されるケースが急増している。洗練された美しい言葉遣いよりも、泥臭く感情を曝け出すリアリティこそが、現代の興行収入を左右する重要指標となったのだ。
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