伝説のアイス「しっとるケ」はなぜ消えた?販売終了の真相と復刻の全貌
「しっとるケ」が単なる一発屋のパロディ商品で終わらず、昭和レトロアイスの金字塔として記憶に刻まれた背景には、子どもたちの射幸心とコミュニケーションを刺激する巧みな仕掛けがありました。その象徴が「当たり棒」です。
食べ終えた後の木の棒に「もう1本当たり」の焼印があれば、購入した駄菓子屋へ持参してその場でもう1本と交換できるシステムは、放課後の少年少女にとって日常の小さな大勝負でした。100円玉を握りしめて店に走り、当たりが出れば仲間内で歓声が上がる——この体験そのものがブランド価値となっていたのです。
さらに赤城乳業は、この成功を契機にユニークなネーミングの駄菓子アイスシリーズを連続展開します。その筆頭が、ココアミルクアイスの中に練乳を忍ばせた兄弟商品「おゴリまっせ」でした。「俺が奢る(おごる)」という関西弁の言い回しをそのまま名前に落とし込み、「しっとるケ派」と「おゴリまっせ派」で人気を二分する一大ムーブメントを築き上げたのです。
タグ:
https://blog.oasisdigital.com/portmoss/8115913/