歴代天皇一覧と皇室家系図完全版!推古天皇から今上天皇までの変遷
日本の皇統史上、最大の危機となったのが14世紀の南北朝時代です。吉野(奈良県)に拠点を置いた南朝と、足利尊氏の擁立によって京都に樹立された北朝が、約60年にわたり並立しました。
南北朝時代の歴代天皇一覧は以下の通り二系統に分かれます。
- 南朝(大覚寺統):第96代後醍醐天皇 → 第97代後村上天皇 → 第98代長慶天皇 → 第99代後亀山天皇
- 北朝(持持明院統):光厳天皇 → 光明天皇 → 崇光天皇 → 後光厳天皇 → 後円融天皇 → 後小松天皇(※北朝歴代は正規代数外)
1392年の「明徳の和約」によって南朝の後亀山天皇から北朝の後小松天皇へ三種の神器が引き渡され、南北朝は合一しました。この合一により、第100代として即位したのが後小松天皇です。
明治時代に入り、1911年(明治44年)の帝国議会における「南北朝正統論争」の結果、政府は「三種の神器を保持し続けた南朝を正統とする」と公式に決定しました。そのため現在の皇統譜では南朝の歴代天皇が正式な代数として数えられています。一方で、後小松天皇以降の現皇族の血統は北朝の系統を引いており、歴史の重層性と政治的妥協の知恵がここに凝縮されています。
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