算用数字とは?アラビア数字との違いや履歴書・公用文のマナー解説
公的機関が発行する「公用文」の表記基準は、昭和27年の国語審議会による指針以降、「横書き公用文では算用数字を用いる」ことが明確に定められています。現代の行政文書や条例、裁判記録の多くが横書き化されたことに伴い、法的な現場でも算用数字が主要な役割を担っています。
一方で、改ざんを防止しなければならない法的・金融的な重要書類では「大字(だいじ)」と呼ばれる特殊な漢数字が用いられます。
例えば、算用数字の「1」や通常の漢数字「一」は、後から線を書き足して「十」や「百」「千」へと容易に偽造できてしまいます。そのため、領収書や戸籍、登記、手形などでは以下の大字が法律(刑法・公証人法等)に基づいて厳密に使用されます。
- 一 → 壱
- 二 → 弐
- 三 → 参
- 十 → 拾(または「壱拾」)
- 万 → 萬
また、手紙の宛名書き(封筒の表書き)におけるマナーも押さえておきましょう。和封筒(縦書き)で送る場合、住所の番地や部屋番号は「一-二-三」や「十二番地」のように漢数字で書くのが本来の格式あるマナーです。ただし、近年は誤配を防ぐ視認性を重視し、縦書きであっても番地のみ算用数字で記載するケースも許容されつつあります。一方、洋封筒(横書き)であれば完全に算用数字を用いて問題ありません。
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