犬に噛まれたら何科を受診?放置が危険な理由と応急処置の全知識

犬に噛まれたら何科を受診?放置が危険な理由と応急処置の全知識とはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

SNSや医療相談掲示板では、犬咬傷をめぐる甘い認識によるトラブルの告白が後を絶ちません。都内の救急救命センターに勤務する外科医への取材や、実際の被害者の手記からは生々しい実態が浮き彫りになります。

「近所の小型犬にじゃれつかれ、右手の親指の付け根をチクッと噛まれました。血もにじむ程度だったので市販の消毒スプレーをして寝たのですが、翌朝目が覚めると手首までパンパンにグローブのように腫れ上がり、痛覚が麻痺するほどの激痛。慌てて大学病院に駆け込んだところ、蜂窩織炎と腱鞘炎を起こしており、そのまま即日入院で抗生剤の点滴を受けることになりました。医師から『あと半日遅れたら腱が癒着して指が動かなくなるところだった』と言われ血の気が引きました」(40代女性・主婦の手記より)

ネット上には「小型犬なら噛む力が弱いから大丈夫」「昔は唾をつけておけば治った」といった無根拠な言説が散見されますが、これらは完全な誤解です。小型犬であっても歯の鋭さは大型犬と変わらず、むしろ歯が細いぶん深く刺さりやすい特徴があります。また、「出血が激しい傷よりも、出血がほとんどない小さな刺創のほうが感染症の重症化率が高い」という外傷外科の定説は、一般にはあまり知られていない盲点です。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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