時計の時間と心の時間とは?体感速度のズレが生じる真因と要約を解説
ソーシャルメディアや掲示板、Q&Aサイトに寄せられる現代人の投稿を分析すると、近年における体感時間の進み方には、過去にない急激な変化が現れていることが分かります。
「朝起きてスマートフォンを開き、ショート動画やSNSのフィードを眺めていただけなのに、気づけば休日の午後が終わっていた」「何をやっていたか思い出せないのに、疲労感だけが残る」といった悲痛な告白が日常的に投稿されています。この現象は、認知心理学で時間飢餓(Time Famine)や「時間の断片化」と呼ばれる病理です。
15秒から30秒単位で目まぐるしくコンテンツが切り替わるデジタル空間は、脳の報酬系を刺激し、短期的注意を奪い続けます。一見すると大量の情報に触れているため「濃密な時間」を過ごしているように錯覚しますが、情報があまりに断片的であるため、エピソード記憶として長期記憶に格納されません。その結果、時間の経過中は時計を忘れて没頭し、後から振り返ったときには記憶の抜け殻しか残らないという、主観的時間の二重の消失が発生しています。
タグ:
https://edugrew.academy/Chumoku-nyusu/2557899/