則本昂大はなぜメジャーを断念したのか?楽天7年契約の真相と現在
長年先発の柱として君臨していた則本昂大に、キャリア最大の転機が訪れたのは、長年クローザーを務めていた松井裕樹のメジャー移籍(サンディエゴ・パドレス)に伴う「抑え(守護神)への配置転換」でした。
先発投手が30代半ばを迎えてクローザーへ転向する場合、球威の衰えや調整の難しさから失敗するケースも少なくありません。しかし則本昂大は、1イニング限定の登板となったことでストレートの平均球速が150km/h台台中盤へ再上昇。気迫を前面に押し出すマウンドさばきと、勝負どころで確実に空振りを奪えるフォーク・スライダーのコンビネーションにより、転向1年目から見事にセーブ王のタイトルを獲得しました。
現在、楽天イーグルスにおける則本昂大の立ち位置は、単なる「抑え投手」にとどまりません。ブルペン陣のまとめ役であり、若手投手陣にプロの立ち居振る舞いを背中で教える名実ともにチームの絶対的リーダーです。メジャー挑戦を選ばなかったからこそ築くことができた、球団史に燦然と輝く不動のポジションといえます。
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