脳神経外科と脳神経内科の違いは?頭痛やしびれで迷う時の受診基準

脳神経外科と脳神経内科の違いは?頭痛やしびれで迷う時の受診基準についての最新情報をご紹介します。

患者が最も迷う代表的な3大症状について、臨床現場のトリアージ(優先度判断)基準を整理します。

まずは頭痛とめまいはどっちを受診すべきかという問題です。判断の分かれ目は「発症のスピード」と「痛みの質」にあります。「今までに経験したことのない、突然バットで殴られたような激痛」は、くも膜下出血の可能性が極めて高いため、迷わず救急車を呼び、脳神経外科の対応病院へ搬送されなければなりません。一方で、何日も前から締め付けられるように痛む緊張型頭痛や、周期的にズキズキと脈打つ片頭痛などは、脳神経内科(または専門の頭痛外来)による投薬コントロールが第一選択となります。めまいに関しても、ろれつが回らない・手足に力が入らない状態を伴う回転性めまいは脳卒中の疑いがあるため外科系救急、耳鳴りを伴い手足の麻痺がない場合は耳鼻咽喉科や脳神経内科が適しています。

次に、日常診療で相談の多い手足のしびれ何科に行くべきかという疑問です。こちらも急激な左右非対称性があるかどうかが決定打となります。「片方の手足だけに力が入らない」「箸を落とす」「顔の半分が引きつる」といった症状は脳卒中と脳梗塞の初期症状(いわゆるFASTサイン)であり、脳神経外科への緊急受診が必須です。対照的に、「両手両足の先が靴下を履いたようにピリピリとしびれる」「何カ月も前から徐々に進行している」というケースは、糖尿病性末梢神経障害やギラン・バレー症候群、頸椎症などが疑われるため、脳神経内科や整形外科の精密検査が求められます。

また、絶対に看過してはならないのが頭部打撲後の緊急受診理由です。転倒や交通事故、スポーツで頭を強打した後は、たとえ意識がはっきりしていても脳神経外科を受診しなければなりません。頭蓋骨の中でじわじわと出血が広がる急性硬膜下血腫や、受診から数週間〜数カ月後に認知症のような症状が現れる慢性硬膜下血腫は、脳神経外科の頭部CT検査でしか早期発見・血腫除去術を行えないからです。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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