顔や首の赤い斑点「クモ状血管腫」の正体|肝臓の危険信号と最新治療
Q1:クモ状血管腫を指で押すとどうなりますか?自分でできる見分け方はありますか?
A1:クモ状血管腫の中心部を指の腹や透明な定規などで軽く押し込むと、血管内の血液が外へ逃げるため、赤みが瞬時に完全に消えます。指を離すと、中心の点から外側の細い線に向かってパッと血液が戻り、一瞬で元の赤色に戻ります。これに対し、老人性血管腫や色素沈着は押しても色が完全には消えません。
Q2:飲酒習慣があるのですが、お酒をやめればクモ状血管腫は消えますか?
A2:肝機能障害の初期段階(脂肪肝や可逆的なアルコール性肝炎)であれば、完全な断酒と肝機能の改善によってエストロゲン代謝が正常化し、血管腫が縮小・消退するケースがあります。しかし、すでに肝硬変まで進行して繊維化が完成している場合や、皮膚の血管構造自体が恒久的に拡張してしまっている場合は、断酒を行っても皮膚病変そのものは残るため、レーザー治療の併用が必要となります。
Q3:レーザー治療は何回くらい受ける必要がありますか?痛みは強いですか?
A3:クモ状血管腫は中心の親血管が明確であるため、色素レーザー(Vbeamなど)を用いれば1回〜2回の照射で完治する例が多数を占めます。照射時の痛みは「輪ゴムでパチンと弾かれたような瞬間的な熱感」と表現されます。冷却ガスを噴射しながら照射するため我慢できる範囲ですが、痛みに弱い方や小児には麻酔クリームを使用することで痛みを大幅に緩和できます。
Q4:子どもの顔にクモ状血管腫ができました。すぐにレーザー治療すべきですか?
A4:小児のクモ状血管腫は、成長に伴って自然に血管が退縮し、数年以内に自然治癒するケースが珍しくありません。本人が見た目を極端に気にして精神的苦痛を感じている場合や、頻繁にいじって出血を繰り返す場合を除き、まずは就学前や思春期頃まで経過観察を行うのが一般的な医療方針です。