瓦礫下の救出が生死を分ける!クラッシュシンドローム最新ガイド
なぜ、挟まれていた身体が解放された瞬間に命の危機が訪れるのか。その背景には、人間の生命維持システムを揺るがす生理学的なメカニズムが存在する。圧迫された筋肉内では酸素が途絶え、大量のミオグロビンやカリウム、乳酸といった物質が蓄積していく。圧迫が取り除かれた瞬間、これらが一気に全身の血流に乗って駆け巡るのだ。
日本災害医学会でも長年にわたりこの問題が議論されてきた。災害医学の第一人者であり、重症患者の救命救急に精通する小谷穣治教授らの研究・解説においても、高カリウム血症による致死性不整脈と、ミオグロビンが腎臓の微細な尿細管を詰まらせることで引き起こされる急性腎障害(AKI)のリスクが指摘されている。圧迫時間がわずか2時間程度であっても発症の可能性があり、救出時のバイタルサインが安定していても決して油断は許されない。
タグ:
https://enlacepneumatic.com/soratsune/6234583/