ヤマザキマザック美術館の評判と見どころ|駅直結の名館を徹底解剖

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ヤマザキマザック美術館の最大の特徴は、フランス美術史の変遷を体系的かつ優雅に辿ることができる常設展コレクションの質の高さにあります。展示フロアは時代ごとに美しく構成され、作品が描かれた当時の貴族の館やサロンを彷彿とさせる内装が施されています。

5階の絵画フロアでは、18世紀フランス・ロココ美術を代表するアントワーヌ・ヴァトーやフランソワ・ブーシェ、ジャン=オノレ・フラゴナールの名品から幕を開けます。続いて、19世紀の新古典主義、ロマン主義の巨匠ドラクロワ、バルビゾン派のコローやミレー、そしてモネやシスレー、ルノワールといった印象派の名作へと続きます。さらに20世紀初頭のピカソ、モディリアーニ、シャガールらによるエコール・ド・パリの作品群まで、フランス絵画300年の黄金期を一度に体感できる贅沢なラインナップです。

一方、4階フロアに足を踏み入れると、柔らかな照明の中にアール・ヌーヴォーのガラス工芸と優美な家具が広がります。特に注目すべきは、ナンシー派の旗手であるエミール・ガレやドーム兄弟による息をのむようなガラス作品群です。植物や昆虫の有機的なフォルムを取り入れたランプや花器、ルイ・マジョレルやウジェーヌ・ヴァランの手による彫刻的な曲線美を誇るマホガニーの家具が、まるで当時の邸宅の一室のように調度され、ガラスケース越しではない温もりのある美しさを伝えています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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