『グレイテスト・ショーマン』全曲の歌詞和訳と劇中歌の真相を徹底解説
映画の代名詞となったアンセム『This Is Me』は、第75回ゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞し、第90回アカデミー賞歌曲賞にもノミネートされた歴史的名曲です。髭女レティ・ルッツを演じたキアラ・セトル(Keala Settle)の圧倒的な歌唱力と感情表現は、世界中の観客の心を鷲掴みにしました。
公式メイキング映像や当時の特番インタビューにおいて、キアラ・セトルは当初「自分のような無名の舞台俳優がこの曲を歌う資格があるのか」と激しい恐怖に怯えていたことを告白しています。20世紀フォックス(当時)の役員たちを前に行われた映画化決定のためのワークショップ・リーディングの現場で、彼女は譜面台の陰に隠れ、震える手でマイクを握り締めながら歌い始めました。しかし、歌が進むにつれて感情が爆発し、ついには譜面台を押し出してヒュー・ジャックマンの手を握り締め、涙を流しながら熱唱したのです。その瞬間、スタジオは割れんばかりの拍手に包まれ、映画の製作が即座に決定したという伝説が残されています。
『This Is Me』の英語歌詞・カタカナ発音・日本語訳
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英語歌詞:
When the sharpest words wanna cut me down
I'm gonna send a flood, gonna drown 'em out
I am brave, I am bruised
I am who I'm meant to be, this is me
Look out 'cause here I come
And I'm marching on to the beat I drum
I'm not scared to be seen
I make no apologies, this is me
カタカナ発音ガイド:
ウェン ザ シャーペスト ワーズ ワナ カット ミー ダウン
アイム ゴナ センド ア フラッド ゴナ ドラウン ネム アウト
アイ アム ブレイヴ アイ アム ブルーズド
アイ アム フー アイム メント トゥ ビー ディス イズ ミー
ルック アウト コズ ヒア アイ カム
アン アイム マーチン オン トゥ ザ ビート アイ ドラム
アイム ノット スケアード トゥ ビー スィーン
アイ メイク ノー アポロジーズ ディス イズ ミー
歌詞の日本語訳・意味の解説:
「最も鋭い言葉が私を切り裂こうとしても
洪水を起こして、そんな言葉はすべて押し流してやる
私は勇敢で、傷だらけ
でもこれこそがありのままの私、これが私なんだ
気をつけなさい、私が行くわよ
自分の胸が打つ鼓動(リズム)に合わせて行進するの
人前に晒されることなんて怖くない
誰にも謝る必要なんてない、これが私なんだから」
この歌詞の核心は、「I am brave(私は勇敢)」と誇るだけでなく、直後に「I am bruised(私は傷だらけ)」と自身の痛みや弱さを率直に認めている点にあります。完璧ではない、傷を負った自分をそのまま受け入れること(自己受容)こそが、他者の悪意に屈しない真の強さを生むというメッセージが、キアラ・セトルの唸るようなベルティング唱法によって聴く者の魂へとダイレクトに突き刺さります。