時代劇の定番「峰打ち」は本当に不殺か?衝撃の真実と科学的検証
人体へのダメージに加え、刀そのものにとっても峰打ちは極めて危険な行為だ。
日本刀は「折れず、曲がらず、よく切れる」を追求し、異なる硬さの鋼を組み合わせて鍛えられている。刃側には焼き入れによって極めて硬い鋼(マルテンサイト)が配置される一方、峰(棟)側は柔軟性を持たせるために比較的柔らかい鋼(フェライト・パーライト構造)で構成されている。
つまり、刀は刃方向からの衝撃には強靭だが、峰側から強い衝撃を受けると、刀身全体が曲がったり、最悪の場合はポッキリと真っ二つに折れてしまう。命のやり取りをする極限状態において、自らの武器を破壊しかねない峰打ちを多用することは、武士にとって命取りの賭けだった。
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