生理中の熱とだるさの原因とは?微熱から38度超の危険なサインまで
女性の体温調節は、月経周期に伴う女性ホルモンの分泌リズムと密接に連動しています。排卵後から生理直前にかけてはプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が高まり、基礎体温が0.3〜0.5度ほど上昇する黄体ホルモンと高温期が持続します。この時期に生じるPMSと体温上昇は、生理の開始とともにプロゲステロンが急減することで本来は低温期へと移行し、体温も平常値へと戻っていきます。
しかし、生理が始まっているにもかかわらず生理中の微熱(37.0〜37.5度前後)や全身の倦怠感が続く場合、主たる要因として挙げられるのが生理発熱の原因となる「プロスタグランジン」という生理活性物質の働きです。
プロスタグランジンは、不要になった子宮内膜を体外へ排出させるために子宮を収縮させる重要な役割を担っています。ところが、この物質が過剰に分泌されると、血流に乗って全身へと循環します。プロスタグランジンには強力な血管収縮作用や発熱・炎症を促進する作用があるため、子宮の痛みだけでなく、頭痛、嘔気、血管収縮による生理中の寒気と悪寒、さらには体温調節中枢を刺激して微熱を引き起こすのです。
加えて、経血の排出による急激な貧血状態や、ホルモンバランスの急降下に伴う自律神経の乱れが重なり、激しい倦怠感や微熱感が身体に現れます。
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