ラム肉とはどんな肉?マトンとの違いや栄養・絶品焼き方を徹底解剖
ラム肉が「痩せやすい肉」と呼ばれる背景には、明確な栄養学的根拠があります。最も注目すべき成分が、アミノ酸の一種であるL-カルニチンです。体内の脂肪を細胞内のミトコンドリアへ運び、エネルギーとして燃焼させるために欠かせない物質ですが、この含有量が食肉のなかでトップクラスを誇ります。
日本食品標準成分表などのデータによると、ラム肉のカロリーはもも肉(脂身つき・生)100gあたり約198kcal、糖質は0.1〜0.2gと極めて低水準です。さらに、鶏肉(約10mg/100g)や豚肉(約30mg/100g)と比較して、ラム肉のカルニチン含有量は約80mgと約3〜8倍に達します。成長したマトンになると200mg近くまで跳ね上がりますが、日常的に食べやすいラム肉でも十分に高い燃焼補助効果が期待できます。
もう一つの決定的な要因は「脂の融点(溶ける温度)」にあります。牛脂の融点が約40〜50度、豚脂が約33〜46度であるのに対し、羊の脂の融点は約42〜44度と人間の体温(約36〜37度)を大きく上回ります。つまり、調理された羊の脂は胃腸の中で液体化しにくく、他の肉類の脂に比べて体内に吸収されにくいまま体外へ排出されやすいという生化学的な性質を持っています。
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