「和を以て貴しとなす」誤解だらけの同調圧力を打破する聖徳太子の真意

話題沸騰中の 「和を以て貴しとなす」誤解だらけの同調圧力を打破する聖徳太子の真意について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

日本社会のコミュニケーションにおいて、「和を以て貴しとなす」はしばしば「異論を挟むな」「空気を読んで多数派に合わせろ」という同調圧力の口実として使われてきました。会議で反対意見を口にした人間に対して「和を乱すな」と窘める光景は、昭和から平成、そして令和に至るまで多くの組織で見受けられます。

しかし、聖徳太子が戒めたのはまさにその「人皆党有り(人は皆、派閥を作りたがり、内輪の論理に閉じこもる)」という人間の弱さでした。自分たちの小さなグループ(党派)の利益に執着し、外部や目上の意見に対して感情的に反発することを批判したのです。

聖徳太子が求めた「和」は、波風を立てない表面的な妥協(事なかれ主義)ではありません。異なる意見を持つ者同士が、党派心やエゴを捨てて本音で語り合い、より高次の合意を形成するプロセスそのものを指しています。同調圧力によって本音を押し殺す組織文化は、聖徳太子の教えとは対極に位置するものです。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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