未公開文書で紐解く日韓「慰安婦合意」の舞台裏と外交の真相
2015年の妥結から10年あまりが経過した現在、改めて当時の外交交渉を振り返る動きが加速している。日韓の外交関係がどん底にあった当時、打開の突破口を開いたのは米国の強い意向と東アジアの安全保障環境の変化だった。
実務面を担った日本外務省和大韓民国外交部との間では、数ヶ月にわたり水面下での極秘協議が重ねられていた。当時の安倍晋三首相と朴槿恵大統領という両国トップによる密緊な政治的意思決定がなければ、あの局面での妥結はあり得なかった。安全保障上の必要性と歴史認識の溝の間で揺れ動く双方が、ぎりぎりの妥協点を探り当てた瞬間でもあった。
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