湾岸都市の医療最前線:急速に進化する豊洲エリアで「地域高度医療」と「次世代救急」が目指す未来
豊洲駅からほど近いウォーターフロントに位置する同院の救急外来は、昼夜を問わず緊迫した空気に包まれている。東京タワーやレインボーブリッジを臨む開放的な建築デザインとは対照的に、救急車が到着する搬入口では一刻を争う処置が繰り広げられている。
近年の湾岸エリアは、新築タワーマンションの供給に伴い若年ファミリー層が爆発的に増えた。一方で、初期の開発期に入居した世代の高齢化も確実に進んでいる。この両極端な人口構成が、救急搬送のニーズをより複雑なものにしているのが現状だ。小児の発熱やケガから、高齢者の急性心筋梗塞や脳卒中まで、多種多様な疾患への迅速な初期対応が常に求められる。
院内の救急集中治療部門では、重症度に応じた即時トリ triage(トリアージ)システムを高度化させ、救命率の向上と搬送受入の円滑化を図る。単なる急患の受け入れにとどまらず、搬送前の救急隊とのデジタル情報共有を推し進めることで、病院到着前の処置開始スピードを大幅に縮小させる取り組みが成果を挙げつつある。
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