青物とはどんな魚?実は赤身魚?白身との決定的な違いや代表種を徹底解説
水産や釣りの現場で使われる「青物」とは、背中側が青色や青緑色、腹側が銀白色をしている回遊魚全般を指す通称です。学術的な分類名ではなく、魚の体色と生態的特徴に基づいた実用的な呼び名として定着しています。サバ・アジ・イナダなどの青物の定義において共通しているのは、沿岸から沖合の表層・中層を常に泳ぎ回る遊泳力の高さです。
背中が青く腹が白い体色には、外敵や獲物の目を欺く「カウンターシェーディング(保護色)」の役割があります。水面上空を飛ぶ海鳥から見下ろすと深い海の青さに溶け込み、下層に潜む大型魚から見上げると太陽光が差し込む水面の明るさに同化します。常に外敵に晒される大海原で生き残るために獲得した進化の結晶といえます。
青物の回遊パターンと回遊する理由は、水温の変化とエサとなる小魚(ベイトフィッシュ)の動きに直結しています。春から夏にかけて黒潮などの暖流に乗って北上し、秋から冬には水温低下とともに南下しながら越冬地を目指します。常に泳ぎ続けることでエラに大量の海水分を送り込み、酸素を効率よく取り込む身体構造を持っているため、止まることなく大海原を泳ぎ回るタフさを備えています。
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