ファンモン解散理由と現在|Djケミカルの実家継承と再結成の真実
ファンキーモンキーベイビーズを語るうえで、長年ネット掲示板やSNSで囁かれ続けてきたのが「ファンキー加藤とモン吉の不仲説」です。解散理由がケミカルの寺院継承だったとはいえ、「本当は2人の関係が悪化していたのではないか」「ケミカルは2人の緩衝材だったのではないか」といった憶測が飛び交いました。
この噂の背景には、2人の音楽的アプローチや気質の違いが存在したのは事実です。感情をむき出しにして泥臭い直球を投げ込む熱血型のファンキー加藤に対し、モン吉はHIP HOPやレゲエのルーツを色濃く持ち、独自のメロディセンスとグルーヴを重んじる感覚派。インディーズ時代から衝突や意見の食い違いは幾度となく繰り返されていました。
解散後、両者の歩みは明確に対照的な道を辿ります。
ファンキー加藤は解散翌年の2014年に即座にソロデビューを果たし、日本武道館公演を成功させるなどトップスピードで疾走しました。しかし2016年、週刊誌報道による私生活の騒動が勃発。激しい逆風と猛烈な批判に晒されるなか、彼は言い訳をせず、全国の小さなライブハウスやショッピングモールを愚直に回り続け、喉を枯らして歌う道を選びました。
一方のモン吉は、解散後しばらく充電期間を取り、旅や家庭での時間を経て2016年にソロ活動をスタート。メロディアスで温かみのある楽曲を中心に、自身のペースで地に足のついた音楽活動を展開していました。ソロ期間中、メディアを通じてお互いの名前を過剰に出すことはなく、それぞれが独立したアーティストとしての自立を模索していた時期でした。
後に2人が明かしたところによると、不仲というよりは「グループという運命共同体から離れ、一人の表現者として己を確立するための必要な距離感」であったといいます。かつては互いの主張をぶつけ合っていた2人が、それぞれの苦難と孤独を経験したことで、相手の才能と人間性を認め合う大人のリスペクトが醸成されていったのです。