東京都の水道代は高い?一人暮らし・二人暮らしの平均相場と値上げ真相

東京都の水道代は高い?一人暮らし・二人暮らしの平均相場と値上げ真相の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

「東京の水は高い」という言説がネット上で散見されますが、日本水道協会の全国水道料金比較調査などを参照すると、東京都水道局の水道料金は全国自治体のなかで中流域からやや割安な水準に位置しています。過疎地域や水源確保が困難な離島・山間部では、一人暮らしでも月額5,000円以上かかる自治体が存在するため、大都市圏のスケールメリットが活かされているのが実情です。

では、なぜ「高い」と感じる人が後を絶たないのか。その主因は、下水道料金の仕組みと水道料金早見表に示される累進料金制度にあります。

水道の請求書には、上水道の使用対価である「上水道料金」と、排水処理にかかる「下水道料金」が合算されています。東京都における料金算出の流れは以下の通りです。

【水道料金の計算式】
合計請求額 = (上水道基本料金 + 上水道従量料金 + 下水道基本料金 + 下水道従量料金) × 消費税相当額

ここで重要なのが検針票見方の確認です。検針票(ご使用水量・料金等のお知らせ)には「口径(メーターの太さ)」が記載されています。一般的な単身向け賃貸マンションでは「13mm」または「20mm」が採用されていますが、口径が大きくなるほど基本料金が高く設定されています。

さらに従量料金は、使用水量が増えるほど1㎥あたりの単価が段階的に跳ね上がる累進課税方式です。東京都水道局のウェブサイトで提供されている水道料金計算シミュレーションを活用すると、水量を10㎥から20㎥へ増やした際、料金が単純な2倍ではなく約2.4倍に跳ね上がる構造を視覚的に把握できます。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

タグ: https://octatools.com/hideshige/1325812/