起立性調節障害の薬は効く?処方薬の実態と起きられない根本理由
小児科や心療内科の予約が数か月待ちという医療現場の逼迫を受け、ドラッグストアや薬局で市販の漢方薬を求める家庭が増加しています。東洋医学において起立性調節障害は、体内の水分バランスが崩れた「水毒(すいどく)」や、生命エネルギーが不足した「気虚(ききょ)」の状態と捉えられます。
市販薬や漢方相談で推奨される代表的な処方には以下があります。
- 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう):立ちくらみ、めまい、ふらつき、頭痛があり、水分代謝が滞っているタイプに適した定番の漢方薬。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):全身の強い倦怠感、食欲不振、疲労感を伴い、エネルギー不足が顕著なタイプに用いられる。
- 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう):胃腸が弱く、冷えや頭痛、吐き気を伴う朝のめまいに適応する。
- 五苓散(ごれいさん):気圧の変化や雨の日に症状が悪化する「気象病」併発タイプに有効。
市販の漢方製剤はドラッグストアで手軽に入手できる利点があるものの、「証(体質)」が合っていなければ効果が得られないばかりか、長期連用による偽アルドステロン症などのリスクを伴います。市販薬で一時的に対処する場合でも、自己判断で何種類も併用することは避け、専門医や漢方専門の薬剤師への相談を怠ってはなりません。
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