貴乃花が横綱昇進した伝説の軌跡!2場所連続全勝と口上の真相

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当時、日本相撲協会および横綱審議委員会(横審)が課していた横綱昇進の条件は極めて厳格なものでした。基本原則とされる「大関で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」に加え、力士としての絶対的な品格と抜群の安定感が求められていたのです。

特に当時は、第63代横綱・旭富士の引退以降、横綱空位の危機を経験した直後でもあり、安易な昇進推薦は見送られる風潮が色濃く残っていました。実際、貴乃花も大関昇進直後は優勝争いに絡みながらも賜杯を逃す場所が続き、「大関止まりではないか」という心ない声に晒された時期もありました。

その疑念を完璧にねじ伏せたのが、1994年(平成6年)の秋場所と九州場所です。

秋場所を15戦全勝で制した貴乃花は、続く平成6年九州場所でも鬼気迫る相撲を展開。初日から圧倒的な破壊力と盤石の取り口で白星を積み重ね、千秋楽まで1度も土をつけることなく、圧巻の2場所連続全勝優勝を成し遂げました。計30連勝という完全無欠の成績を前に、横綱審議委員会は満場一致で昇進を推薦。誰一人として異論を挟む余地のない、完璧な形での横綱昇進劇でした。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

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