フォースアウトとは?走者タッチ不要の理由と成立条件を徹底解説
Q1:打者走者が一塁でアウトになるのは、フォースアウトに含まれますか?
A1:実質的なプレイの性質としては進塁義務に基づくものですが、公認野球規則上の厳密な分類では「打者走者のアウト(規則5.09(a))」として扱われ、走者に適用される「フォースアウト(規則5.09(b)(6))」とは条文上区別されています。ただし、第3アウトが一塁での打者走者アウトになった場合、他の走者が本塁を踏んでいても得点にならないという効果はフォースアウトと同一です。
Q2:ツーアウト満塁でライト前ヒットを打ちました。しかし一塁走者が足を痛めて二塁へ到達する前に、ライトから二塁へ送球されてベースを踏まれました。三塁走者はとっくに本塁へ生還していましたが、得点は認められますか?
A2:得点は認められません。満塁であるため一塁走者には二塁への進塁義務があり、二塁ベースを踏まれたプレイは「第3アウトがフォースアウト」になります。公認野球規則5.08(a)の例外規定により、第3アウトがフォースアウトで完了した場合、それ以前に本塁を通過した走者の得点はすべて無効となります。
Q3:フォースアウトが成立する状況で、野手がベースを踏まずに走者に直接タッチしてもアウトになりますか?
A3:問題なくアウトになります。フォースプレイの状況下であっても、野手がボールを保持した状態で走者の身体に触球(タッチ)すればアウトが成立します。ベースを踏むだけでアウトにできる権利は守備側に与えられた利便性であり、タッチしてアウトにすることを禁止するルールではありません。
Q4:一塁走者が単独で二塁へ盗塁を試みました。捕手からの送球を受けた遊撃手が二塁ベースを踏んだだけでアウトになりますか?
A4:アウトにはならずセーフになります。盗塁の場面では打者が打球を打っておらず、打者走者が発生していません。したがって一塁走者には二塁へ進む義務はなく、元の塁に戻る権利が残っているため、アウトにするには必ず走者の身体に直接タッチしなければなりません。