地面師とは何者か?驚愕の手口と積水ハウス事件の真相・主犯の現在
「地面師」とは、真の所有者に無断でその土地の所有者になりすまし、第三者に売却を持ちかけて多額の代金を詐取する詐欺グループを指す俗称です。法律用語ではなく、警察庁や法曹関係者の間でも古くから通称として用いられてきました。
その歴史は終戦直後の混乱期にまで遡ります。空襲によって多くの公図や登記簿が焼失した隙を突き、他人の土地を不法占拠して勝手に転売する手口が横行しました。その後、1980年代後半のバブル経済期に地価が狂乱物価となったことで再び暗躍。さらに2010年代以降、東京五輪決定に伴う都心部の再開発ブームによって土地の希少価値が跳ね上がったことで、現代版の極めて組織的なプロ集団へと進化を遂げました。
彼らが狙うのは、主に「一等地にありながら権利関係が複雑な土地」「高齢者が一人で所有する土地」「管理が行き届いていない空き家や遊休地」です。地面師は土地そのものを物理的に奪うのではなく、登記手続きという制度上の仕組みを逆手に取り、偽造書類を駆使して「売買契約が成立した」と錯覚させ、代金だけを奪って姿を消します。
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