肘の内側を押すと痛いのはなぜ?放置厳禁の重病サインと最新の治し方
現場取材やSNS上の患者コミュニティで頻繁に聞かれるのが、「最初はペンを握る時の小さな違和感だったのに、気づいた時には箸を持つことすら苦痛になっていた」という生々しい声です。都内のIT企業に勤務する40代男性は、当時の状態をこう振り返ります。
「マウス操作の最中に肘の内側がチクチク痛む程度だったので、100円ショップのサポーターでごまかしていました。ところが3か月後、朝起きると小指が正座の後のようにピリピリと麻痺し、ペットボトルのキャップを指先でひねることができなくなったのです。慌てて整形外科へ行くと、尺骨神経が分厚くなった靭帯に押し潰されていると診断され、即座に手術適応の一歩手前だと言い渡されました」
臨床の現場でも、初診時の問診で「ゴルフなどやったこともない」と首を傾げる患者が目立ちます。しかし、スマートフォンの大型化により、片手で端末を支えながら小指と手首に持続的な負荷をかけ続けるライフスタイルが定着した結果、無自覚のうちに前腕屈筋群へ微小断裂を積み重ねているのです。腱や神経のダメージは、痛みの初期段階では断続的であるため油断を招きやすく、気づいた時には日常生活の基本動作が制限される事態に陥ります。
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