ムーアの分類を完全攻略!ガーデン分類との違いと治療方針の選び方
臨床現場や学習の場で多くの人が疑問を抱くのが、「ムーアの分類」と「ガーデン分類(Garden classification)」の使い分けです。両者は大腿骨頸部骨折を評価する代表的な尺度ですが、着眼点が根本的に異なります。
ムーア分類が「骨折線の位置(場所)」を評価するのに対し、ガーデン分類はX線正面像における骨梁の連続性やズレの程度を示す「転位の度合い(ステージI〜IV)」を評価します。ガーデン分類では、非転位型(ステージI・II)と転位型(ステージIII・IV)に大別され、転位が大きいほど骨頭壊死率が跳ね上がります。
実際の臨床では、どちらか一方のみで判断を下すことはありません。「ムーアの頭下骨折で、かつガーデンのステージIV(完全転位)」といった形で双方の情報を掛け合わせ、骨折の不安定性と血流遮断の深刻さを総合的に評価します。部位とズレの両面からアプローチすることが、正確な病態把握への鍵となります。
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