徳永えり『恋のツキ』体当たり演技の真相|過激シーンと結末の全貌
本作が世間を大きく揺るがした最大の要因は、当時まだ新進気鋭の若手俳優だった神尾楓珠(当時19歳)が演じる15歳の高校生・伊古ユメアキと、徳永えり演じるワコによる過激な濡れ場の数々でした。16歳という年齢差、さらに社会的タブーを侵す関係性であるだけに、映像化には極めて慎重かつ大胆なアプローチが求められました。
徳永えりが本作で大胆な露出や肌の重なりを辞さなかった理由について、映画関係者は「彼女にとって露出は目的ではなく、ワコの乾ききった魂が潤いを求める必然的なプロセスだった」と指摘します。劇中で描かれる伊古との逢瀬は、単なる肉欲の肯定ではなく、代わり映えのしない日常に埋没していたワコが、激しい罪悪感と引き換えに手に入れた「生の実感」そのものでした。
現場では森義仁監督をはじめとする撮影クルーが、過剰なエロティシズムに傾かないよう、ドキュメンタリータッチの光と影を巧みに操りながら撮影を敢行。徳永えり自身も、当時まだ映像経験の浅かった神尾楓珠の緊張を解くべく、現場で率先して自然体の空気を作り出していたと伝えられています。後年の対談でも、神尾楓珠は「徳永さんが全身全霊で受け止めてくれたからこそ、伊古としてのピュアで危うい衝動をカメラの前で曝け出すことができた」と、座長としての徳永えりに深い敬意を示しています。
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