内側側副靭帯損傷は歩けるから放置?全治期間と後遺症防ぐ最新治療
Q1:受傷した当日にお風呂に入ったり温めたりしてもいいですか?
A1:受傷直後から48時間は絶対に患部を温めてはなりません。温熱作用により毛細血管が拡張し、靭帯断端からの内出血と関節の腫脹(腫れ)が一気に悪化します。初期は氷嚢を用いて15〜20分程度の局所アイシングを行い、入浴はシャワーのみで済ませてください。患部を温めるのは、急性炎症が完全に沈静化する受傷後4〜5日目以降が原則です。
Q2:階段の昇り降りで膝の内側がチクチク痛むのは、靭帯が治っていないサインですか?
A2:靭帯の修復過程で生じる瘢痕組織の突っ張り、あるいは膝を安定させようとして過緊張を起こしている「鵞足部(がそくぶ:内側にある筋肉の付着部)」の炎症である可能性が考えられます。ただし、階段を下りる際に膝がガクッと抜けそうになる感覚を伴う場合は、靭帯が伸びたまま治癒しているか、内側半月板が損傷している疑いがあります。自己判断せず整形外科で外反動揺性テストを受けてください。
Q3:サポーターはいつまで着け続けるべきですか?外すタイミングの目安は?
A3:日常生活において痛みや腫れが完全に消失し、片脚立ちや軽いスクワットで膝が内側に入らず安定していれば、受傷後4〜6週間を目安に日常生活でのサポーターは外すことが推奨されます。過剰にサポーターに依存し続けると、膝周囲の固有感覚受容器(バランスを感知するセンサー)の働きが低下し筋萎縮を招きます。ただし、方向転換を伴う強度の高いスポーツ活動においては、受傷後3〜6ヶ月間は再受傷予防として予防的に装着することが望ましいとされています。
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