安野光雅生誕100年の真実!だまし絵と名作『旅の絵本』が今響く理由
Q1:安野光雅の代表作で初心者が最初に読むべき一冊はどれですか?
A1:まずは視覚の驚きをダイレクトに味わえる『ふしぎなえ』(福音館書店)か、旅情と細密描写の極致を堪能できる『旅の絵本』(福音館書店)の第1巻(中部ヨーロッパ編)が最適です。活字エッセイから入りたい大人の方には、創作哲学と少年時代の追憶が温かく綴られた『小さな家の昔』や『空想工房』をおすすめします。
Q2:安野光雅の死因や晩年の様子はどうだったのでしょうか?
A2:2020年12月24日、肝硬変のため94歳で逝去されました。晩年もアトリエでの制作意欲は衰えず、亡くなる直前まで絵筆を握り、連載の準備や回顧展に向けた構想を巡らせていました。本人の遺志により葬儀は近親者のみで静かに執り行われました。
Q3:津和野以外で安野光雅の原画を常時鑑賞できる施設はありますか?
A3:京都府京丹後市にある「和久傳ノ森 森の中の家 安野光雅館」で常設的に原画が展示されています。世界的建築家・安藤忠雄氏による美しい建築空間の中で、四季折々の風景とともに原画を鑑賞できます。また、生誕100周年を迎える2026年は全国の美術館で巡回企画展が組まれています。
Q4:『旅の絵本』にはなぜ文字や解説がついていないのですか?
A4:安野本人が「言葉をつけると読者が絵を見ることをやめてしまう」と考えたためです。読者が旅人と同じ視線に立ち、家々の窓、行き交う人々、隠された童話のキャラクターなどを自らの目で発見し、自分だけの物語を想像してほしいという意図が込められています。
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