朝と夜の体重差はなぜ2Kgも開く?痩せる人と太る人の違いを徹底解剖

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体重計の数字をかく乱するもう一つの大きな要因が、体内に留まる排泄物の量と、ホルモンバランスの周期的な変動です。これらは個人の意志やカロリー計算の管理外で数値を大きく動かします。

第一に、便秘や排泄による体重変動です。健康な成人の場合、1回の排便で排出される便の重量は約150g〜300gですが、2〜3日以上の便秘が続いている人の大腸内には、1kg〜1.5kg以上の便やガス、滞留した水分が溜まることがあります。食物繊維の不足や極端な食事制限で便の材料自体が足りなくなると、腸の蠕動運動が低下し、未排出の重量がそのまま体重の「底上げ」となって現れます。便秘が解消しただけで一気に1kg以上落ちるのは、脂肪が減ったのではなく単に物理的な残留物が抜けたに過ぎません。

第二に、女性特有のバイオリズムである生理周期に伴う体重増加の理由です。排卵後から月経直前にかけて分泌が高まる「プロゲステロン(黄体ホルモン)」には、妊娠に備えて体内に水分や塩分を強力に蓄え込もうとする生理作用があります。この時期は血管透過性が変化し、特別な過食をしていなくても身体全体がむくみ、1kg〜2kg程度の体重増加が自然発生します。この時期に「体重が増えたから」と焦って無理なダイエットを課すと、ホルモンバランスを崩して更なる代謝停滞を招く原因になります。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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