『ギターを持った渡り鳥』の衝撃!日活無国籍アクションの金字塔を解剖

話題沸騰中の 『ギターを持った渡り鳥』の衝撃!日活無国籍アクションの金字塔を解剖について、主要な情報をご紹介しています。

映画『ギターを持った渡り鳥』の物語は、哀愁を帯びたギターの爪弾きとともに、青函連絡船で函館港に降り立つ主人公・滝伸次(小林旭)の登場から幕を開けます。背中にギターを抱えた彼は、夜の盛り場を流す流浪のギター弾き。しかしその正体は、かつて警視庁で辣腕を振るいながら、ある事件をきっかけに警察を辞した元敏腕刑事でした。

函館のキャバレー「カサブランカ」を拠点に密輸や港湾利権を牛耳る新興ヤクザ・秋津組の悪行を知った伸次は、亡き父の遺志を継ごうと奮闘する女性船主・相良由紀(浅丘ルリ子)の窮地を見過ごせず、単身でトラブルの渦中へと飛び込んでいきます。そこで立ちはだかるのが、秋津組が雇った凄腕の殺し屋・ジョージ(宍戸錠)。互いに銃の腕前を認め合いながらも宿命の対決へと向かう男たちのドラマは、78分という極めて濃密な尺の中でスピーディーに展開していきます。

本作の誕生背景には、1959年8月に公開された小林旭主演の『南国土佐を後にして』のメガヒットがありました。同作で披露した「アキラ節」と男気あふれるキャラクターに手応えを得た日活首脳陣は、即座に次なる企画を指示。撮影所関係者の回想録によると、制作期間は実質わずか数週間という過密日程でありながら、斎藤武市監督をはじめとする現場スタッフは「日本人が本当に憧れる無敵のヒーロー像を作ろう」という凄まじい熱量で制作に挑んだと記録されています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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