名古屋うなぎ名店を徹底比較!地元民が通う穴場と行列の真相【2026】

話題沸騰中の 名古屋うなぎ名店を徹底比較!地元民が通う穴場と行列の真相【2026】について、詳しいまとめを整理して公開しています。

名古屋グルメを語る上で長年議論されてきたのが、「ひつまぶしの発祥はどこなのか」という歴史的経緯です。現在、最も有力なルーツとして挙げられるのが、明治6年創業の「あつた蓬莱軒」と、明治40年創業の栄の老舗「いば昇」の2系統です。

あつた蓬莱軒の公式記録および社史によると、明治時代、出前用の瀬戸物どんぶりが配達途中に割れてしまう事故が多発していました。そこで、割れない木製の大きな器(お櫃)に複数人分の蒲焼きご飯を盛り付け、客が取り分けて食べるスタイルを考案したのが始まりとされています。さらに、当時の客がうなぎばかり先に食べてご飯を残してしまうため、うなぎを細かく刻んでご飯全体に満遍なく混ぜ込んだ(まぶした)ことから「ひつまぶし」と命名されました。なお、「ひつまぶし」は同社の登録商標(商標登録第1996631号)となっています。

一方で、錦に暖簾を掲げる「いば昇」もまた、大正時代から昭和初期にかけて刻んだうなぎをご飯に混ぜ、薬味と煎茶をかけて提供するスタイルを独自に確立したと伝えられています。両者の決定的な違いは、「3杯目の締めを何で食べるか」という点にあります。

あつた蓬莱軒が豊かな鰹節と昆布の「特製出汁」をかけて深いコクを楽しむのに対し、いば昇は「上質な煎茶」を注ぎ、タレの脂をさっぱりと洗い流すようにしていただきます。重厚な旨味を最後まで堪能したい観光客にはあつた蓬莱軒が好まれ、昔ながらの粋な締めくくりを愛する地元の年配層や通の間ではいば昇が支持され続けているという、美学の違いが今も受け継がれています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

タグ: https://blog.oasisdigital.com/novawise/4536150/